お米を考える

本日のお題はコメです。

自分が”食と地球環境保護の語部”活動をやっていてよく聞かれれるのが

「県内産の食材をメインに使ってお弁当を作っていますがどんな食材が県内産ですか?」

ここで皆さん県内産の野菜を頭にイメージして質問するのですが私の答えはいつもハッキリ

「米です。」と答えます。

・・・・・・・・・ですよね。

もちろん野菜も地元のものをよく使っています。

ですがここで言いたいのは一番、簡単で効果があるのが”日本の地元のコメ”を食べましょうです。

フードマイレージの視点で考えると地元に近い食材がCO2のコストが低く温暖化に貢献できるのでできる限り地元のものをと考えているかたは多いかと思われますが(もちろんそれだけでなく地域経済への貢献や安心・安全といった面もあり多面的な効果が望めます。)

実際、地元のものだけと考えると一般の方々には中々、難しく敷居が高くなってしまう気がします。

特に野菜などは地元だけだと旬が早くあっという間に店頭から消えていきます。(まあ、本来その自然の流れにそって献立を作るのがベストなのですが・・・。)

忙しい現代社会、ニンジン1つを求めてスーパーをハシゴするには時間が許してくれないという主婦はたくさんいるかと思います。

そこでお米です。米はいいよ。一回、買えばひと月はもつし(購入量と消費量によりますけど。)。地物だって年中売ってます。それに主食なので献立の割合いで占める量が圧倒的に大きいです。

そんな理由から地場のお米に変えるだけでフードマイレージへの貢献度は劇的になります。

また、こんな質問も受けます。

「バーチャルウォーターについて質問です。水不足が深刻な中で日本で取組めることはなんですか?」

やはりここでも「米を食べましょう。」です。

なぜって?

日本の食糧自給率で完全に100%を達成しているのはお米です。バーチャルウォーターの考えでいくと日本が大量の水輸入国になるのは食料輸入大国だからです。

日本の食糧自給率を上げるには目の前にある米を食べましょうです。

でも「炭水化物ばっかとってると栄養偏るのでは?」という人は玄米を混ぜましょうで解決です(糖質制限のある方はこの限りではありませんが基本的にバランス良い食事を心がけれるのが一番ですよね。あくまでもここではフードマイレージ視点での話です。)。

お米を見直すときです!!(もちろん大好きな人は多いと思いますし散々、言われてきている話ですけど)

とここまで説明したかったのは前回の出前授業で時間配分を間違えてしまい生徒さんから同じような質問がきて時間がないため詳しく説明できず???(多分、生徒さんは地元の野菜の話が聞きたかったのだと思いますが・・・)終わってしまったからです。

効果があって簡単なところから気軽に取り組みましょう。

ちなみにうちのお店のお米は「にこまる」という品種の県内産(遠州)を使用していますよ。もちろん玄米も同じものです。

業務用の安いお米に比べれば少し値は張りますが味もよく一粒一粒がしっかりと弾力を感じられる良いお米です。

是非、お試しを。