ちょっと富士山っぽいテリーヌ

静岡の地元のカボチャが店頭に並ぶようになりました。ので今回はじゃがいもと一緒にテリーヌにしてみました。本来は陶磁器や琺瑯などのテリーヌ型に入れて固めるものをテリーヌといいます。具材と作り方でこれがテリーヌだというレシピはないのでしょう。なので野菜の詰め物もあれば甘いデザートのテリーヌも存在しています。テリーヌで有名どころと言えばパテドカンパーニュですね。

カボチャは1年中、出回っており冬至に食べるとか冬が旬のイメージがあります。しかし収穫時期は夏から初秋までです。そこから寝かして甘味を引き出します。貯蔵性が良いため12月終わりごろまでは日本産(主に北海道)を美味しくいただけます。その後、スーパー等で見かけるものはニュージーランド産やメキシコ産に移っていきます。

静岡で取れたカボチャですが今回は「こふきかぼちゃ」です。こふきは別に甘味が弱いというわけではないのですが今回、使用したカボチャは若干、控えめなことから少し、考えて皮も利用してコクをだしてみました。普段なら皮は外して鮮やかな黄色を目指すのですが濾すこともせずにガッツリとカボチャの皮を使ってみました。出来上がりは何かじゃがいもが真っ白なので富士山のような感じになりました。完全ヴィーガン食なので生クリームやゼラチンは使わず仕上げています。これはこれで有の一品になりました。